沖縄 ヒラヤマ
代 表 挨 拶
代表取締役
株式会社ヒラヤマは、1965年に創業しました平山印刷を前身とし、約50年余りにわたり、お客様のニーズをひとつずつ応える形で、課題解決型企業へと成⾧を続けました。特に近年は変化スピードが速く、市場はメーカー主導から生活者主導へと急激に変化しています。プロダクトアウトの時代は終わり、私たちはマーケットインの時代を生きています。生活者に必要のないサービスや製品は、市場から容赦なく淘汰される時代です。こうした時代に、私たちはどうあるべきでしょうか。
私たちは、企業と生活者を結ぶ懸け橋になるべきだと考えています。何故なら、生活者の潜在ニーズに、企業側が気づけていない、そんなケースが多々見られるようになったからです。言われた事をやるのは当たり前の時代。そのような会社は、県内にも数多く存在します。私たちの企業価値は、“生活者の潜在ニーズを、企画立案によって企業のウォンツに変える“そこにあると考えました。以降、社内人材の強化と業務プロセスを改善し、会社の提案機能を大きく拡大。今では、企業と生活者の双方が幸せになれる、そんな企画立案ができるグループ企業に生まれ変わりました。
ヒラヤマの子会社である株式会社コノ街デザインが運営する「トヨプラ（豊崎プラットフォーム）も2017年7月にオープンし、グループ全体としてさらなる進化を遂げています。トヨプラは、地域課題に基づいてコンセプト設計された交流型サービスオフィス。子育て支援やビジネスマッチングの創出など、生活者・地域・関係企業のウォンツが詰まったこの建物は、まさにこれまで培ってきたヒラヤマグループの企画提案力が具現化されたものと言えます。コロナ禍という2019年末には想像もできなかった状況の中にあっても、創造と再生をキーワードに、新しい働き方を提案、かつ県内外のネットワーク機能を強化、パートナー企業の発掘とマッチングによる新たなイノベーションの
場として、施設の拡張も含めた展開をしてまいります。また、インキュベーションマネージャーも社内に誕生し、起業支援に対しても十分な支援が実施できるようになりました。さらに、2021年より自治体からの学習支援事業並びにキャリア支援・キャリア教育事業・就職支援などの受託も始まり、本年度も引き続き「街づくりは人づくり」からをコンセプトに取り組んでまいります。2022年度よりコノ街デザインの新規事業として不動産企画開発も始まりました。 2023年は新たな機能を拡充したトヨプラ2の開設も検討しています。
2020年、トヨプラから生まれた株式会社UKコネクトが、地域の新しい経済循環を作るDMMかりゆし水族館カフェがスタートしました。UKコネクトは、単なる飲食業にとどまることなく、2021年には自治体様との協業も実現し、今後もPPP/PFI手法を活用した提案を行ってまいります。また、2022年1月には株式会社T28を設立、沖縄県における課題解決企業として、女性と子供に対しての支援や育成の事業展開を進めてまいります。
経営管理体制としては、内部統制環境を整えると共に権限移譲を推進することで、各社の社員一人一人の経営参加意識のさらなる向上により、コロナ禍という不透明感のある状況においても、事業の取り組みに対して新しいチャレンジに適する経営にスピード感・信頼性・誠実性・透明性・仕事の意義・社会へのインパクト・心理的安全性・風通しのある組織創りをしてまいります。幅広い提案力を持つ課題解決型企業として、成熟期に入ろうとしているグループ企業の総力を結集し、今一度お客様に伴走する意識を新たにし、進化していきます。一民間企業にとどまらず、地域との密接な関わりあいを持ちながら「パブリックマインド」を掲げ、私的な利益だけでなく、社会課題の解決による持続可能な地域づくりを、社員一人一人が大志を持ち、それをチーム・会社・グループ全体に波及させることによって、地域や社会から必要とされる盤石な組織の源となっていくと確信しています。
2023年4月1日 代表取締役 平山 達也
